覆面調査での注意点などについて
覆面調査で最も重要なことは、自分自身が調査員であること、調査をしていることを店員に悟られないようにすることです。
普段どおりの店舗運営状況や店員の接客状況を知ることが非常に大きな目的の一つなのですから、調査員だと知られてしまっては得られる結果が大きく変わってしまい、目的が損なわれてしまいます。
調査員であると堂々と店員に告げるのは論外ですし、それ以外にも、明らかに一般のお客さんとは異なる、この人はもしかすると覆面かもしれないと感づかせてしまうような行為とか態度も慎まなければなりません。
この代表的なものにチェック項目をどのようにしてその場で把握したり確認したりするか挙げられます。
一般的にチェックが求められる項目はかなり数が多かったりもするのですが、そこで店員にも分かるようなやり方で堂々とチェックリストを広げ、ペンで結果を書き込んでいたりすればどうでしょう。
たとえ自分は調査員であると宣言はしなかったとしても、そのような行動をするお客さんは普通はいません。
つまり言葉ではなくても態度とか状況で何か普通でないと誰にでも分かってしまいます。
項目が多岐にわたる場合でも可能な限りはそれを頭の中に記憶するとともに、もしあやふやになった場合に備えるとしても、手のひらに収まる程度のごく小型のメモにして目にはつかないようにすることなどの準備が求められたりもするわけです。
意外と事前準備とか記憶力が求められる仕事と言えます。